停戦決議採択後も10回以上の空爆 シリア首都近郊

停戦決議採択後も10回以上の空爆 シリア首都近郊

内戦が続くシリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地域、東グータ地区での集中的な爆撃による死者が600人を超えた。同地区では、国連安全保障理事会が停戦決議を採択した後も衝突が続き、政権軍が一部地域を制圧した。今後、本格的な地上戦に発展する恐れがある。反体制派の在英NGO「シリア人権監視団」の28日の発表によると、2月18日以降に爆撃で死亡した市民は子ども147人を含む601人。国連安保理は24日にシリア全域での停戦決議を採択したが、政権軍側は空爆や砲撃を続け、67人は決議採択後に死亡したという。 同地区ではアサド政権を支援するロシアの提案で、27日から午前9時~午後2時の「人道的停戦」を始めている。監視団によると、この時間帯は爆撃が減るため、破壊された建物のがれきの中の捜索が進み、遺体が発見されているという。 また、政権軍と反体制派の武装組織との戦闘も続いており、これまでに政権軍が同地区の一部地域を制圧した。25~28日の戦闘では、政権軍側で38人、反体制派で12人が死亡したという。 https://www.asahi.com/articles/ASL312CGZL31UHBI004.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32814866