平昌五輪での北朝鮮の金与正氏派遣に返礼 韓国特使派遣へ 金正恩委員長との会談は?

平昌五輪での北朝鮮の金与正氏派遣に返礼 韓国特使派遣へ 金正恩委員長との会談は?

韓国政府は、3月4日、文在寅大統領の特使として、大統領府のチョン・ウィヨン(鄭義溶)国家安保室長などを、5日から2日間の日程で、北朝鮮の首都平壌に派遣すると発表しました。大統領府は、4日記者会見し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が2月、平昌オリンピックに合わせて、妹のキム・ヨジョン(金与正)氏に親書を託し、特使として韓国に派遣したことへの答礼として、5日から2日間の日程で、特使をピョンヤンに派遣すると発表しました。特使として派遣されるのは、大統領府のチョン・ウィヨン国家安保室長をトップに、情報機関である国家情報院のソ・フン(徐薫)院長など合わせて10人です。一行は5日午後、特別機で空路、ピョンヤンに入って北朝鮮側の高官と会談し、朝鮮半島の非核化に向けた米朝対話の環境づくりや、南北関係のさらなる改善などについて、包括的に協議するとしています。また、一行は、6日午後に韓国に戻って、ムン大統領に結果を報告する予定で、韓国政府はその後、チョン室長とソ院長の2人をアメリカに派遣して、北朝鮮側との協議の内容を説明することにしています。韓国大統領府の関係者は、今回の特使がムン大統領の親書を携えて行くのかどうかについて、「キム・ヨジョン氏が韓国を訪問した際の状況を見ればよい」と述べ、大統領が親書を託す可能性を示唆しました。さらに、キム委員長と会談する見通しについては、「確定したことはないが、ムン大統領はキム・ヨジョン氏と会談しており、相応の結果があるだろう」と述べて、期待を示しました。韓国政府としては、特使の派遣を通じて南北対話の機運を維持するとともに、北朝鮮側が提案した、南北首脳会談に応じる前提としている米朝対話の再開に向けて、アメリカが求める非核化に向けた意思を示すよう働きかける考えですが、北朝鮮は、非核化を前提にした話し合いには応じられないとする姿勢を崩していないことから、協議が難航することも予想されます。中国政府の高官は「アメリカと北朝鮮ができるだけ早く対話を始めることを望む」と述べて、米朝の直接対話こそが問題解決のカギだという考えを改めて示しました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180304/k10011351241000.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32832421