トルコ軍、シリア・アサド政権側民兵を空爆 36人死亡

トルコ軍、シリア・アサド政権側民兵を空爆 36人死亡

在英民間組織・シリア人権観測所などによると、トルコ軍は3月3日、クルド人勢力掃討を名目に越境攻撃を続けているシリア北西部アフリンを空爆し、アサド政権派の民兵部隊の少なくとも36人が死亡した。1~2日にもクルド人3人を含む政権側部隊17人の死亡が伝えられている。政権側の大規模な被害が明らかになったのは初めて。 トルコ軍による自国領内への攻撃を「主権侵害」と非難するアサド政権側の民兵は2月20日にアフリンに入り、クルド人勢力を支援。双方の衝突が続いていた。今回の空爆にアサド政権が反発するのは必至で、トルコ軍との本格的な交戦に発展する懸念が高まっている。広告inRead invented by Teads  2011年から続くシリア内戦で、アサド政権はクルド人勢力と度々衝突してきたが、今回はトルコからの攻撃に「共闘」して対抗しており、内戦の構図は複雑化している。トルコ軍は1月20日、国内の非合法組織・クルド労働者党(PKK)と連携しているとして、アフリンを支配するクルド人民兵組織・人民防衛隊(YPG)への攻撃を開始した。  国連安全保障理事会は2月24日、シリア全土で30日間の停戦決議を採択した。だがトルコ軍は「テロとの戦い」を理由に「アフリンでの作戦には適用されない」との立場を取っており、クルド人への攻撃を続けていた。 https://mainichi.jp/articles/20180304/k00/00m/030/009000c

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32832660