殺人罪で服役女性 福岡高裁「裁判やり直し」の決定

殺人罪で服役女性 福岡高裁「裁判やり直し」の決定

 鹿児島県で殺人などの罪で服役した女性が無実を訴えている「大崎事件」で、福岡高裁宮崎支部は12日午前、検察の抗告を棄却し、裁判のやり直しを認める決定を出しました。 (柏野仁弥アナウンサー報告) 事件から39年、再審の扉に光が差す決定でしたが、90歳と高齢の原口アヤ子さんはこの場に居合わせることができませんでした。1979年に鹿児島県大崎町で原口アヤ子さんの義理の弟が遺体で見つかった事件で、原口さんら親族4人は殺人などの疑いで逮捕されて服役しました。弁護団が提出した親族の供述の心理鑑定をなどをもとに鹿児島地裁は去年6月、「捜査機関の思惑に沿って嘘の供述をした疑いがある」として裁判のやり直しを認めましたが、鹿児島地検が不服として即時抗告し、高裁での審理が続いていました。決定が出た後、弁護団はすぐに福岡高等検察庁に赴き、高齢の原口さんのため、特別抗告をしてこれ以上、再審を長引かせないよう申し入れました。検察側の対応が注目されます。 http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000122693.ht

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32874325