財務省は何を書き換えたのか 報告書は80ページ近く 14文書を書き換え、安倍昭恵氏の名前も削除

財務省は何を書き換えたのか 報告書は80ページ近く 14文書を書き換え、安倍昭恵氏の名前も削除

「特例承認の決裁文書」という項目が原本は3ページ、改竄後1ページ。改竄後は鴻池祥肇参議院議員の名前が、ないです。2014年の4月に森友学園側から近畿財務局との打ち合わせのなかで「安倍昭恵夫人を現地に案内し、夫人から『いい土地ですから前に進めて下さい』とのお言葉を頂いた」という発言が、消されています。籠池理事長と夫人が並んで映っている写真も。夫人が「森友学園に訪問した際に学園の教育方針に感涙した旨が記載される」と出てきています。北川当時国交副大臣や平沼赳夫元議員の名前、「学校法人森友学園の概要等」とする文書も削除。原本は、籠池氏が「日本会議大阪に関与している」とする記述。「(注)」として、日本会議と連携する懇談会の役員として、麻生大臣や安倍総理の名前が。安倍昭恵総理夫人の名前があり、講演・視察に訪れたとする記録もありました。改竄後、「運営事業」や「教育方針・教育内容」としかないです。印刷されていた籠池氏の名刺も削除。「財産決議書」は、「学園からの『要請』」という文言が「申し出」に変わっています。当初、10年間の定期借地契約後に売り払う契約になっていたことについて、「特例的な内容となることから」という記述がありますが、書き換え後はないです。書き換え前にあったものが書き換え後は空白になっています。何が書き換え前に書かれていたのかというと、「学園の提案に応じて鑑定評価を行い、売払価格の通知を行うこととした」と書かれていました。そして、「評価について」という項目では、「平成28年4月1日」、「平成28年4月15日」と日付が記載されていますが、書き換え後の文書ではその日付が「平成28年4月22日」というふうに変わっています。 国有地の「売払決議書」です。書き換え前には、「要請を受けて価格等について協議した結果、学園が買い受けることで合意した」と事前の価格交渉をうかがわせる記述がありましたが、書き換え後の文書では「要請」という言葉が「申し出」に変えられていて、事前の価格交渉をうかがわせる部分は消されています。項目番号「4番」として記載された、「貸付契約までの経緯」が約1ページ消えています。結果、書き換え前は「5番」の項目が付いていた「本件売払いに至る経緯について」は書き換え後に「4番」に繰り上げられ、次の項目の「6番」も玉突きで「6番」から「5番」に変えられています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32875408