仏デザイナー ジバンシィ氏死去

仏デザイナー ジバンシィ氏死去

3月12日 23時06分フランスの高級ブランド「ジバンシィ」を設立したファッションデザイナー、ユベール・ド・ジバンシィさんが今月10日、亡くなりました。91歳でした。1927年にフランス北部で生まれたジバンシィさんは、10代でデザイナーとしてのキャリアを歩み始め、1952年にみずからのブランドを設立しました。その後、世界的な名作となった映画、「麗しのサブリナ」や「ティファニーで朝食を」などで主演した女優のオードリー・ヘップバーンさんの衣装を手がけ、ヘップバーンさんが映画の中で身につけた黒いドレスは、役柄を引き立てた象徴的な衣装として高い評価を受けました。また、アメリカのケネディ元大統領夫人のジャクリーンさんや、往年のハリウッド女優でモナコの元公妃のグレース・ケリーさんなど多くの著名人が愛用し、優雅で洗練されたデザインがファッション界に旋風を巻き起こしました。ジバンシィさんは1995年にパリで開かれたファッションショーを最後に引退していましたが、今月10日、91歳で亡くなりました。ジバンシィさんの死去を受けて、フランス大統領府は12日、「フランスは巨匠を失ったが、彼の存在はこれからも確実に語り継がれるだろう」とその功績をたたえる声明を発表しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32879274