河野外務大臣と韓国特使 “非核化まで圧力”で一致

河野外務大臣と韓国特使 “非核化まで圧力”で一致

河野外務大臣は、3月12日夜、北朝鮮とアメリカに韓国の特使として派遣されたソ・フン(徐薫)国家情報院長と会談し、非核化への具体的な行動を引き出すためにも北朝鮮への最大限の圧力を継続するとともに、南北や米朝の首脳会談の実現に連携して取り組むことを確認しました。東京都内で行われた会談で、河野外務大臣は、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の特使として、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長、アメリカのトランプ大統領と会談したソ・フン国家情報院長から、北朝鮮側との合意内容について、詳細な説明を受けました。そのうえで、両氏は、北朝鮮の対応に変化が生じているのは最大限の圧力をかけ続けてきた成果だとしたうえで非核化への具体的な行動を引き出すためにも北朝鮮への圧力を継続していくことで一致しました。そして、南北首脳会談や米朝首脳会談の実現に向けて、アメリカとも連携し、細部を詰めていくことを確認しました。また、河野大臣は、北朝鮮が、2009年以降行われていないIAEA=国際原子力機関による査察を再び受け入れた場合、初期費用を支援する用意があると伝えました。会談では、拉致問題の解決に向けて日韓両国が連携していくことについても確認しました。会談の後、河野大臣は、韓国の特使がキム委員長と会談した際、拉致問題への言及があったかどうかについて、「発表されていない内容を申し上げるのは差し控えたい」と述べるにとどめました。その一方で、韓国大統領府の報道官は、「キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長との会談では朝鮮半島の非核化や首脳会談などについて、包括的に議論し、拉致問題は議論されなかった。今後、この問題は、日朝の実質的な関係改善の過程で協議できると考える」と述べたと説明し、ソ院長とキム委員長との会談で、拉致問題に言及はなかったと明らかにしました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180312/k10011362021000.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32879851