山肌あらわに 残る5人の捜索続く 大分・山崩落

山肌あらわに 残る5人の捜索続く 大分・山崩落

 4月11日午前3時40分頃、大分県中津市耶馬渓町金吉で山の斜面が大規模に崩れ、近くの住宅が土砂に埋まるなどした。 県などによると、3世帯の男性1人、女性5人の計6人(21~90歳)が安否不明となり、同日午後、現場から見つかった岩下義則さん(45)の死亡が確認された。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請し、別府駐屯地の隊員や消防隊員らが残る5人の救出活動を進めている。 県災害警戒本部などによると、山腹から高さ約100メートル、幅約200メートルにわたって崩れ、少なくとも住宅3棟が土砂に埋まり、別の1棟も全壊した。うち全壊の1世帯4人は逃げて無事だった。市は午前8時、これらの世帯を含む現場一帯の梶ヶ原地区の8世帯19人を対象に避難勧告を出した。大型の重機がなければ捜索活動ができず、市は地元の建設業協会に重機の提供と作業員の派遣を要請した。 現場周辺は2017年3月、県が土砂災害防止法に基づき、土砂災害時に住民に被害が出る可能性がある「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」に指定。被災した住宅のうち2棟はこれに含まれ、残る2棟はさらに著しい被害が出る恐れのある「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」としていた。市はこれを受け、地域防災計画や防災マップの変更を進めていた。 政府は11日午前、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。 http://www.yomiuri.co.jp/national/20180411-OYT1T50003.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33036567