与党から「民意恐れよ」 野田双務大臣が自身の経験語る

与党から「民意恐れよ」 野田双務大臣が自身の経験語る

 福田淳一事務次官のセクハラ疑惑で、財務省の調査方法に与党からも批判の声が上がっている。そんななか、19日に発売の週刊誌報道をもとに野党がさらに追及の姿勢を強めている。 雨の降るなか、報道陣に囲まれての出勤だった。女性記者へのセクハラ疑惑を完全否定した財務省・福田事務次官。18日も終始無言を貫いたが、与党内でも徐々に更迭論が高まっているという。セクハラ疑惑だけでなく財務省と顧問契約を結んでいる事務所の弁護士に被害女性が名乗り出るというその調査方法に対し、与党内から批判が相次いでいる。 野田総務大臣:「私自身も実は20代のころ、選挙に落ちて男性からの性的な高圧的な嫌がらせを受けてきました。被害者の保護・救済すること、それが一番大切なことであり、その観点を踏まえて財務省には適切に対応して頂きたいと望んでいます」 公明党・山口代表:「『民意を恐れよ』としっかり胸に刻みながら謙虚に誠実に対応していきたい」 また、調査への協力を求められた財務省の記者クラブは被害女性のプライバシーがどのように守られるか明確でないとし、文書で抗議した。福田次官は一切、口を開かなくなったが新たに分かったこともある。午後から行われた財務金融委員会では音声データの声は福田次官だと認めるような発言があった。 麻生財務大臣:「音声データの鑑定を行うというより、福田次官の声であることを前提に事実関係を解明するべく調査を進めている。現状では今、音声データの鑑定を行うことを考えているわけではない」 財務省・矢野官房長:「これは本人が提訴すると言っておりますのでちょっとはばかられますけれども、声色が分からないからといった入り口で止まっているということは許されないと思いましたので、(福田次官の声だと)そう思って頂いて結構です」 果たして、週刊誌に書かれた事実はあったのか。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33073591