パワハラ問題 日本レスリング協会に厳しい指摘

パワハラ問題 日本レスリング協会に厳しい指摘

 内閣府の公益認定等委員会は4月27日、レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨選手(ALSOK)に幹部がパワーハラスメントを行ったと告発された日本レスリング協会に対し、公益法人として不適切だった事案があったとして、改善策などの報告を求めたと発表した。5月31日を期限に文書での回答を義務付けたことも明かした。 公益委は、伊調選手が日本協会の栄和人前強化本部長から繰り返しパワハラを受けたなどとする告発状を1月に受理。延べ13人の関係者から聞き取りを実施し、栄氏に組織の責任者として不適切な言動が複数あり、必要なルールやコミュニケーションも欠如していたと結論付けた。さらに改善策として選手の練習環境の整備、代表選考過程の透明化、嫌がらせ行為の防止に向けた取り組みなどが必要と指摘した。山下徹委員長は記者会見で「こうしたことが起こったのは非常に残念。トップアスリートが存分に練習できる環境整備を期待する」と話した。  公益委は告発状で不明朗だと指摘された日本協会の会計処理について引き続き調査するとし、協会にも実態解明への対応を求めた。 この問題では、日本協会が設置した第三者機関も6日、栄氏に4件のパワハラがあったと認定。栄氏は責任を取って強化本部長を辞任した。 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042701395&g=spo

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33119155