「バカ」と国会議員に暴言　幹部自衛官を訓戒処分

４月、国会議員に対し、路上で暴言を繰り返した現職の幹部自衛官について、防衛省は、自衛隊法で定められた「品位を保つ義務」に違反すると判断し、「訓戒」の処分にしたと発表しました。「訓戒」の処分になったのは、東京・市ヶ谷にある統合幕僚監部の指揮通信システム部に所属していた３０代の３等空佐です。３等空佐は４月１６日の夜、国会近くの路上で、当時、民進党の小西洋之参議院議員に対し暴言をはいたことがわかり、防衛省が調査を行っていました。その結果小西議員に対して、「あなたがやっていることは日本の国益を損なうようなことじゃないか」とか、「こんな活動しかできないなんて馬鹿なのか」などと暴言を繰り返したことが確認されたということです。防衛省はこうした言動が自衛隊法で定められた「品位を保つ義務」に違反すると判断し、３等空佐を８日付けで訓戒処分にしました。訓戒は、懲戒処分にはいたらないと判断された場合の処分の一つで、防衛省は３等空佐が当時ランニング中で私的な立場だったことや、過去の事例などを踏まえて判断したとしています。３等空佐は「申し訳ございませんでした」と話して反省し、現在は別の部署に異動しているということです。一方、小西議員は「『国民の敵』などと罵られた」と話していますが、３等空佐は一貫して否定しているということで、防衛省は発言は認定できなかっとしています。防衛省は今回の処分にあたって、自衛官がこのような不適切な発言を行うことは断じてあってはならないと、改めてコメントしています。 http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180508/0011478.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33179090