財務省・矢野官房長の「くそ野郎」発言　信用失墜行為にあたらず

　政府は５月２２日の閣議で、財務省の矢野康治官房長が国会答弁で述べた「くそ野郎」という発言について、信用失墜行為に該当しないとする政府答弁書を決定した。立憲民主党の逢坂誠二氏の質問主意書への答弁。　逢坂氏はこの発言をめぐり「野卑な単語」が議会の品位を傷つけ、国家公務員法が規定する信用失墜行為に相当すると指摘。これに対し、答弁書は「（矢野氏の）発言の一部のみを引用した報道について述べたもの」として、「信用失墜行為の禁止に抵触しない」と結論付けた。　矢野官房長は、福田淳一前財務次官のセクハラ問題をめぐって「（被害女性が名乗り出ることは）そんなに苦痛なのか」と発言したことが報道され、批判を受けた。１１日の衆院厚生労働委員会では自身の状況について「ほとんど『くそ野郎』という感じで報道されている」と答弁していた。2018年5月22日12:44 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052200612&g=pol

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