除雪費かさみ給料カット?異例方針に福井市職員が猛反発

除雪費かさみ給料カット?異例方針に福井市職員が猛反発

 懸命に除雪作業にあたった職員たちから猛反発の声が上がっている。 2018年2月、記録的な大雪となった福井市。雪は溶けきったというのに今、再び混乱に陥っている。 福井市総務部長:「職員の方々にはご理解を頂きたい」 市が打ち出したのは、7月から来年3月までの9カ月間、職員の給与を10%カットするという方針。実は福井市、大雪の影響で除雪費用が50億円にも膨れ上がり、国の補助金や市の貯金を充てても足りず、今年度予算の財源が不足する見通しなのだ。市は大型事業を先送りするなど穴埋め策を講じたのだが…。 福井市総務部長:「それでも不足する分をどうするかということについて、行政サービスという部分で不足が生じることは避けたいと…」 この異例の方針に職員側は猛反発。組合が白紙撤回を申し入れた。 福井市職員労働組合:「(職員は)不眠不休で除雪作業にあたって、精神的にも非常につらい思いをしていた。そのうえでのこういう提案(給与カット)というのは、やはり許せない」 市は、6月議会に給与カットの条例案を提案する予定だが、今も職員組合との話し合いは続いている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33259841