「良い映画を見せていただきました」 両陛下が『羊と鋼の森』鑑賞

「良い映画を見せていただきました」 両陛下が『羊と鋼の森』鑑賞

天皇皇后両陛下が5月24日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「羊と鋼の森」の特別試写会にご出席された。主演の山崎賢人は、「とても光栄な時間でした」と、極度の緊張からか放心状態。「両陛下がお隣にいる状態で見るというのはすごく緊張しました。皇后陛下が『この(撮影)場所はどこですか』とおっしゃっていましたので、『北海道で撮りました』と言わせてもらいました」と振り返り、「(懇談では)最初に皇后陛下とお話をさせていただきました。『とても良い、美しい映画でした』と言っていただいて。皇后陛下は原作小説も読まれていたので、『外村のイメージにピッタリだった』とおっしゃっていただき、ものすごく嬉しかったです」と充実の笑顔を浮かべた。 ピアニスト役を演じた上白石萌歌は、「終始緊張していました。両陛下に見ていただいて光栄です。このことは忘れないだろうなというくらい、ギュッと凝縮された素敵な時間でした」と目を細め、「皇后陛下とお話したときに、『ピアノはずっとやってこられたのですか』と聞いていただきました。私は『映画に入る半年前から始めました』と答えましたら、すごくびっくりされて、『全くそうは見えなかったです』とおっしゃっていただきました」と喜びを明かす。「私たち姉妹(姉は上白石萌音)は身長差があるんですが、皇后陛下から『あなたが妹さんですか』と聞かれました。皇后陛下も、妹様のほうが身長が高いそうで、『私も同じです。お姉様にも宜しくお伝え下さい』とおっしゃっていただきました」と頬を緩めた。 橋本監督も「お忙しいご公務の合間に見ていただくことだけでも、かなり貴重な機会。天皇陛下から『とても良い映画を見せていただきました。ありがとう』と温かいお言葉をいただき、胸がいっぱいになりました」「圧迫するようなオーラというより、包んでくれるような、お優しい話し方をされていた」「皇后陛下はずっとピアノを続けてこられましたが、それは天皇陛下のチェロと伴奏するためで、お喜びのひとつであるとおっしゃっていました。お互いを尊重しあっている、良い関係なんだと、お話をうかがって感じました」と感激の面持ちだった。映画.com ニュース2018年5月25日 04:00 https://eiga.com/news/20180525/3/

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33263961