北朝鮮の核実験場爆破は茶番の声も  豊渓里“爆破”に意外な指摘

北朝鮮の核実験場爆破は茶番の声も  豊渓里“爆破”に意外な指摘

 5月24日夜から北朝鮮を巡る動きが慌ただしくなっている。25日午後8時前に核実験場が爆破されたという第一報が入った。その約3時間後、トランプ大統領が声明を発表、突然、来月12日に迫っていた米朝首脳会談の中止を伝えた。北朝鮮から届いた映像に専門家が意外な指摘をしている。 各国メディアが見守るなか、周辺関係国を振り回し続けてきた北朝鮮の核実験場が爆破された。坑道の入り口やその付近の観測所のような建物などが次々と吹き飛ばされ、崩れ落ちていく。海外メディアによると、4つのうちすでに閉鎖されている1つを除いた3つの坑道と関連施設が5時間余りかけて5回に分けて爆破されたという。しかし、映像を見た専門家はこう指摘する。 日本エネルギー経済研究所・黒木昭弘常務理事:「政治ショーというより、もっとレベルの低い。ほとんど茶番劇。入り口しか爆破しないだろうなっていうのは予想していました。断定できないが、あの規模の爆破であれば、数十メートルも奥まで行っていないと思うので、1カ月とかそこいらで掘り直せば済む話なので、そういう面では核開発の歯止めには全くならない」 そして、専門家は北朝鮮が2008年に爆破した核施設をその後再建し、再稼働させた時に似ていると指摘したのだった。今回、アメリカ、韓国など5カ国のメディアを招待し、公開した核実験場の廃棄。その舞台裏で記者たちは予想外の苦労を強いられていた。核実験場がある豊渓里(プンゲリ)と経由地の元山(ウォンサン)の間の10時間以上かけての列車移動だ。寝台車にウェーター付きの食堂車では豪華な食事が楽しめる。しかし、カーテンを開けると目隠しが。北朝鮮側からは外を見るなと言われていたという。道中、海外メディアに見られたくないものでもあったのか。透明性を強調した北朝鮮。だが、廃棄の場に専門家や国際機関が招かれなかったことなどから懐疑的な意見もあり、疑問が残るものとなった。関連トランプ大統領 米朝首脳会談中止を発表 sm33260848 核廃棄への道へ? 北朝鮮が豊渓里にある核実験場を爆破 sm33264855

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33264953