目黒区女児虐待死事件 1日1食の理由は「モデル体型に」と父親 状況次々と

目黒区女児虐待死事件 1日1食の理由は「モデル体型に」と父親 状況次々と

東京・目黒区で5歳の女の子が衰弱死した事件で、女の子の部屋に照明がなかったことが分かった。女の子は、窓の外の明かりを頼りにノートに文章を書かされていた可能性が高いという。 自宅から見つかったノートにつづられた悲痛な叫び。目黒区の自宅アパートで衰弱していた長女の結愛ちゃんを放置し、死亡させたとして逮捕された父親の船戸雄大容疑者(33)と妻の優里容疑者(25)が8日に送検された。結愛ちゃんの身に何が起きていたのか…。しつけとして繰り返されていた虐待の様子が明らかになってきた。 船戸優里容疑者:「暖房のない部屋に1人で入れたりした」 一家が香川から目黒区に引っ越してきたのは今年1月。部屋にいても寒さを感じるほどの真冬に、さらに船戸容疑者らは結愛ちゃんをベランダに放置していたこともあったという。足にひどいしもやけができるほどだった。結愛ちゃんが亡くなった当時の体重は12.2キロ。同年代の平均体重を大きく下回るほど痩せ細っていた。 船戸雄大容疑者:「モデル体形にということで、食事制限をしていた」 船戸容疑者がわずか5歳の結愛ちゃんに課した要求はモデル体形。一日に1食しか与えないこともあったという。さらに、午前4時ごろに自分で起きてノートにひらがなを書く練習をさせられていた結愛ちゃん。しかし、結愛ちゃんの部屋にだけ照明が取り付けられていなかったという。警視庁は窓の外の街灯の明かりを頼りにひらがなの練習をしていた可能性が高いとしている。親の言い付けを守り、懸命に生きようとしていたのになぜ…。 船戸雄大容疑者:「これまでにも『しつけ』として、平手でたたいた」「空の浴槽に入れて、水のシャワーを掛けた」 警察の調べに対し、こう話しているという船戸容疑者。一方、優里容疑者は自分の立場が危うくなるのを恐れて見過ごしていたという。結愛ちゃんは、優里容疑者が別の男性との間にもうけた子どもだった。船戸容疑者らが1月に引っ越してきてから結愛ちゃんを外出させたのは1回ほど。ほぼ、軟禁状態にしていて、外食に出掛ける時には1歳の長男だけを連れていっていたという。警視庁は、船戸容疑者らが虐待の発覚を恐れ、外に出さなかったとみて捜査している。 関連:ノートには「もうおねがい ゆるして」 sm33326368

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33335853