台風がもたらしたかつてない大雨 沖縄や奄美を直撃

台風がもたらしたかつてない大雨 沖縄や奄美を直撃

台風6号の影響で、沖縄本島地方では降り始めからの雨量が500ミリを超える記録的な大雨となりました。また、鹿児島県の奄美地方でも多いところで400ミリを超え、地盤が緩んでいるところがあることから、気象庁は、引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけています。気象庁の観測によりますと、台風6号は、6月16日午後6時には鹿児島県の奄美大島の南東180キロの海上を1時間に35キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の東側390キロ以内と西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。台風の影響で沖縄本島地方では、16日明け方から昼ごろにかけて発達した雨雲がかかり、粟国空港では、1時間に103ミリの猛烈な雨を観測しました。沖縄県では今月13日の降り始めからの雨量が500ミリを超えていて、このうち、16日昼前までの48時間に降った雨の量は、国頭村奥で534ミリに達しました。また、伊是名村で514ミリと、昭和52年に統計を取り始めてから最も多くなりました。鹿児島県の奄美地方の与論島でも、昼前までの1時間に90.5ミリの猛烈な雨が降ったほか、14日の降り始めからの雨量が400ミリを超える大雨となりました。このため気象庁は、16日午前、沖縄県の伊是名村と伊平屋村、それに鹿児島県の与論島が「50年に1度の記録的な大雨になっている」と発表しました。台風は、このあとも北東へ進み、17日の朝には九州の南の海上で温帯低気圧に変わる見込みです。沖縄・奄美では大雨の峠は越えましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいることから、気象庁は土砂災害に引き続き警戒するよう呼びかけています。また、奄美地方では17日の明け方にかけて風が非常に強い状態が続くほか、沖縄・奄美の海上では大しけが続く見込みで、気象庁は高波に警戒するとともに強風に注意するよう呼びかけています。NHK2018年6月16日22時17分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180616/k10011481161000.html 関連台風6号 沖縄の離島で記録的大雨 300mm超の地点も sm33373974

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33376323