イランの朗唱『ラマザーン月における祈祷』

イランの朗唱『ラマザーン月における祈祷』

イスラム暦の断食月ラマザーン月の最後の日イランの人々は、特別な宗教行事を催します。ラマザーン月の慣習はイランの精神的な無形文化財に登録されておりこれはイランの人々の間でこの文化が重要視されていることがうかがえます。イランのイスラム教徒は、ある古いしきたりに基づきラマザーン月の開始の数日前から断食を始めていました。このため、夜明けを知らせるアザーンの1時間前に屋上に上がり、アザーンを唱えて、人々に預言者の祝福を願う言葉を発するよう呼びかけていました。このような呼びかけはアザーンが唱えられるあたりまで続けられアザーンが近くなったとき、対句の終わりに預言者への祝福を祈る言葉がつくような形で読まれました。これは起き抜けの人が断食前の朝食を取るのに遅れないようにさせるためのものだったのです。その後、朝の祈祷が読まれ、アザーンが唱えられました。アジアと中東の映像→【 mylist/61515778

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