“危険”ブロック塀あちこちに 寿栄小学校女児死亡事故受けて高槻市が緊急点検

“危険”ブロック塀あちこちに 寿栄小学校女児死亡事故受けて高槻市が緊急点検

 地震による壁の倒壊で9歳の女の子が死亡した事故で、高槻市教育委員会は壁が違法建築だったとして過失を認めました。女の子が犠牲になった場所以外にも同じような危険な塀が近くに複数、あることが分かりました。 小学4年生の三宅璃奈さんが亡くなった寿栄小学校から車で15分ほどの場所で、同じような構造の外壁を持つ公立中学校を見つけました。基礎部分があり、その基礎部分の上にブロックが積み上げられている外壁です。高さは約3.5メートルほどと推測されます。18日の高槻市の発表と照らし合わせますと、この外壁も建築基準法に違反したものになる可能性があります。18日の地震を受け、19日には外壁にロープが張られ、「ブロック塀ひび割れ注意」とブロック塀が崩れる危険性があるということを示す貼り紙があります。このような構造の外壁を持つ公立中学校は他にもあり、寿栄小学校から車で10分ほどの別の中学校では、危険な状況のブロック塀がありました。そのブロック塀はすでにひびが大きく入っていて、かなり危険な状態です。その周りには学校の備品などを使って規制線などが張られていました。こういった危険なブロック塀の外壁を持つ学校というのは全国にもあるという報告も入っています。寿栄小学校などに共通するポイントとしては、高い外壁の中にはプールがあるということです。そして、プールの周りには住宅地が広がっているというところが特徴です。住宅地からプールの中が見えないようにブロック塀で壁をかさ上げしたのではないかと推測されます。その証拠に塀の高さが変わっているポイントがあります。塀の高さが高くなっている部分の裏がプールになっています。こうした危険な外壁があることを受けて高槻市では19日、小中学校に緊急点検に入って現状を調べています。余震もまだまだ続いていますし、夜にかけては雨の予報になっていますので、山間部に住んでいる人を中心に土砂災害などに厳重な警戒が必要です。関連寿栄小死亡事故で業務上過失致死容疑 sm33390325 大阪府北部地震 発災当日夜報道 sm33388559 歴史ある寺が 山門「宙に浮き倒壊」 sm33386890 親子ら「余震怖いので」 小学校避難所次々 sm33386613 大阪震度6弱ドキュメント sm33384927

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33390408