西日本で大雨 熊本で田んぼ冠水、大阪は復旧足踏み

西日本で大雨 熊本で田んぼ冠水、大阪は復旧足踏み

 梅雨前線の活動が活発になった影響で6月20日、西日本を中心に今年一番の大雨となった。熊本県人吉市の胸川は一時、氾濫危険水位に達して周辺では、避難指示も出された。阿蘇市など降り始めからの雨量が300ミリを超えたところもある。これは、平年の6月の約半分の雨が一気に降ったことになる。鹿児島でも1時間に80ミリを超える猛烈な雨となり、周辺の住民に避難勧告が出されているという。18日の地震で地盤が緩んでいる近畿地方にも容赦なく雨が降った。また、この地震で堤防に大きなひびが入った場所も。地震の影響で川の堤防の両岸に複数のひび割れが発生している。京都府はブルーシートを掛けて雨水が入らないように対策をしているということだ。京田辺市の天津神川。右岸に約100メートル左岸に50メートルほどのひびが点在しているという。堤防の下には住宅が。決壊すれば大きな被害が予想される。 測量業者:「多分、地震によるものかな…」 20日のところはブルーシートで覆い、応急措置を施した。この雨のなか、高槻市や茨木市などの小中学校で20日から授業が再開された。ただ、いつもと様子が違う。普段はこちらの歩道も通学路になっているが、ブロック塀の安全点検のため普段とは違う門から生徒たちが下校している。 登校した児童:「(Q.学校はどうだった?)楽しかった」「(Q.先生から話は?)ありました」「(Q.どんな話が?)ブロック塀の話とか」 一方で臨時休校となった学校も。大阪府が調査したところ、府立学校53校でブロック塀やフェンスに傾きやひび割れが見つかったという。 臨時休校となった中学校の校長:「念のため、生徒の安全を確保と…」 9歳の女の子が死亡した寿栄小学校も授業が再開していない。ブロック塀もそのままになっていて撤去のめども立っていないという。こんな雨のなか…。茨木市の公園では、自衛隊が設置したお風呂に入りたいという人で大行列ができている。久々に入る温かいお風呂。茨木市や高槻市では現在も約11万世帯でガスが復旧しておらず、自衛隊が入浴支援を行った。 関連崩壊ブロック塀は違法建築 雨の二次災害注意 sm33393898

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33397950