大雨影響? 熊本城の櫓が崩れ落ちる 2年前に被災

大雨影響? 熊本城の櫓が崩れ落ちる 2年前に被災

 豊臣秀吉の家臣・加藤清正が1607年に築いた熊本城。西南戦争や台風地震などを乗り越えてきた名城として知られる。観光客が多く訪れる二の丸広場から天守閣側に向かう見学通路の奥に今回、崩れた元太鼓櫓が見えている。熊本城総合事務所によると、6月20日午後5時ごろ、元太鼓櫓が倒壊していることを警備員が発見した。今回、倒壊した元太鼓櫓の位置はこの場所。右には熊本地震で瓦が剥がれるなどの被害を受けた天守閣があり、斜め下には奇跡的に残った柱状の石垣で支えられている飯田丸五階櫓がある。市によると、元太鼓櫓は2003年に復元された木造の櫓で、熊本地震によって石垣が崩れ、櫓も傾いた状態になっていた。地震後は立ち入り禁止になっていたため、今回、けが人はいなかった。倒壊の原因と考えられるのは雨。熊本市では20日までの2日間で200ミリを超える雨が降った。これは、6月の平年の雨量の約半分に匹敵する。 熊本市内に住む人:「復興の足音と同じように2年間経った…。きょう、こんな形でね。元太鼓櫓が壊れたというのを見ると、なかなか先々、大変だなという思いがしますけどね」 この櫓はもともと8月以降に解体される予定だったが、降り続いた雨が石垣や櫓に入って重さが加わったことで倒壊したとみられている。関連“被災”熊本城の復旧着々と 天守閣の仮設屋根撤去 sm32995277 熊本地震から2年 東日本大震災、宮城県気仙沼市から学ぶ復興 sm33069263 熊本地震から2年 いまだ仮設住宅に3万8000人超 sm33048615

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