日本 vs セネガル 完璧なオフサイド・トラップ

日本 vs セネガル 完璧なオフサイド・トラップ

日本はグループリーグ第2節のセネガル戦の前半45分、1-1という緊迫した状況の中、自陣右サイド約30m強の位置でFKを与えてしまう。フィジカルで大幅に上回る相手に対し、かねてより警戒していたセットプレー。だが、日本は競り合いを避けるべく、オフサイドトラップを繰り出した。キックの直前、ペナルティーエリア沿いに8人を並べた日本は相手キックのタイミングで一気にラインを上げた。すると、ゴール前に走り込んだセネガルの選手6人全員が置き去りとなりオフサイドとなった。このプレーには世界中から驚きの声が殺到した。オーストラリアのアン・オドン氏はツイッターで「これは歴史上で最高のオフサイドトラップだ」と称え、映像を含めて3万回以上にわたってリツイートされた。「オフサイドトラップは巧妙な一仕事だ。全体の同期に失敗し、一人でもラインに残れば、対戦相手がゴール前にフリーでボールを与えることは避けられず、そうなればもう手遅れだ。一方で、オフサイドトラップはフットボールの醍醐味であり、相手攻撃陣を無効化にできる。W杯でも、そのお手本となるような場面があった。サムライブルーはセネガルに対し、対戦相手とは真逆の方向へ完璧に一致する駆け出しを見せた。リスクの伴う戦術だが、上手くいけばこのように一網打尽にできる」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33420717