【神道シリーズ】第25回・熊野信仰(別当・検校と九十九王子)天台修験が支配する熊野②

【神道シリーズ】第25回・熊野信仰(別当・検校と九十九王子)天台修験が支配する熊野②

熊野信仰は、基本的には①雑密(新羅系の道教的密教)②天台修験(天台宗寺門派)③一遍の浄土信仰④観音信仰から成っています。熊野三山の神々に古事記の神々を割り当てたのは後世(室町時代~江戸時代)であって、もともとは熊野川の神や(ゴトビキ)岩の神(速玉神)などで、これが仏の眷属と結びつけられ、本地垂迹説の下、極めて仏教色の強い独自の熊野信仰が完成します。今回は、熊野古道と言われる和歌山県の海外線から本宮・新宮・那智へ至る道の途中に築かれた九十九王子と呼ばれる中継地点や、熊野検校や熊野別当(どちらも天台宗寺門派が独占)について説明します。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33500776