動物のための救急医療、現状と課題は?

動物のための救急医療、現状と課題は?

7月26日獣医師として、ペットの救急医療を専門にしている中村篤史氏(39)。中村氏は「ヒトの救急医療を動物にも」と、救急専門医を目指し、大学病院や海外などで研修を重ねてきた。現在は、夜間に特化した救急医療センターの院長として動物のための救急医療の地盤を築くために奮闘している。 ——日本の動物の救急医療は、現在どのような状況なのでしょう。 現状、日本で動物の救急医療を今やっているというのは、僕たちのような夜間救急施設っていうのが主だと思います。今、夜間救急病院も全国にあるというわけではなくて中枢都市、札幌や仙台、名古屋、あるいは福岡、あとは大阪もですね、このような所に点在しているんですけども、まだ全部にあるわけではないというのが現状でしょうか。 ——海外では救急医療を行っているんでしょうか。 そうですね。日本と海外の大きな差というのは、大学病院とか、そういう二次診療施設に救命救急科というのがあって、昼間も救急車だったりとか、ドクターヘリとかで運ばれたりするじゃないですか。そういった形で、同じように救急車はないんですけど、救急科といった施設がないのが、今の日本の現状かなと思います。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33587021