ソユーズの後継宇宙船「フィディラーツィヤ」 …のモックアップ

ソユーズの後継宇宙船「フィディラーツィヤ」 …のモックアップ

「フィディラーツィヤ」(連邦)とは、かつてロシアで「PTK NP」、英語圏では「PPTS」と呼ばれていたソユーズの後継宇宙船である。乗員はソユーズの倍の6名。アビオニクスにタッチパネルを採用した為、船内はかなり広々としている。座席は飛行士の背中に合わせて変形しする可変座席を採用している為、一人一人に合わせた専用座席を作る必要はない。また半年だったソユーズよりも寿命を延ばした為月、火星飛行にも対応している。着陸は途中までパラシュートで減速後、逆噴射ロケットで軟着陸する為、ソユーズよりも乗り心地はいいだろう。カプセル自体は再使用も可能だ。ロシアは2023年には有人飛行を実現したいとしているが、例によってロシアの宇宙開発の衰退ぶりはこのフィディラーツィヤにも及んでいる、打ち上げるロケットがないのだ。当初はロシアの期待の新星「アンガラ」で打ち上げる予定だったが、待てども暮らせどもなかなか完成しない。業を煮やしたROSCOSMOSは縁を切ったウクライナのゼニットベースの新型ロケット「ソユーズ5・フェニックス」の開発を命じたが、これも完成がいつになるのやら…

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33701269