ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第1番 作品138

ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第1番 作品138

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=THyZq67bkXk )。1806年、ベートーヴェンが難産の末に完成させた歌劇「フィデリオ」改訂版(第2稿)が初演され、成功を収めました。この成功に勢いづけられて、1807年にはプラハで「フィデリオ」が上演される計画が持ち上がります。かつてベートーヴェンは「フィデリオ」第1稿のために序曲「レオノーレ」第2番を、同第2稿のために序曲「レオノーレ」第3番を作曲していましたが、プラハでの上演に備えてさらに序曲に手を入れ、小規模な構成にしました。これが、序曲「レオノーレ」第1番です。しかしプラハでの上演はお蔵入りとなり、この序曲は演奏される機会を失います。そしてベートーヴェンの生前には1度も演奏されませんでした。ベートーヴェンの死後、この曲の楽譜が出版されますが、小規模な構成であったことから、序曲「レオノーレ」第2番より前に作曲されたものと誤解されて、「第1番」と番号が付けられました。なので、序曲「レオノーレ」の作曲順は「第2番→第3番→第1番」となります。クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィル

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33712397