バッハ:コレッリの主題によるフーガ ロ短調 BWV579

バッハ:コレッリの主題によるフーガ ロ短調 BWV579

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=kvdMP6Nm2Nk )。バッハは幅広い分野にわたって作品を遺していますが、それらの作曲に先だって著名な作曲家の作品の研究を綿密に行っていたことが知られています。そして研究の一環として、手本となる作品を別の楽器演奏用に編曲することが珍しくありませんでした。室内楽の分野において、バッハはアルカンジェロ・コレッリのトリオ・ソナタ集を研究しており、そういった研究の過程で彼が作曲したのが「コレッリの主題によるフーガ」ロ短調BWV579です。本作はコレッリの「トリオ・ソナタ集」作品3の第4番ロ短調( sm33769768 )から、第2楽章の旋律を元に作られたフーガで、原曲が3分弱なのに対し、約2倍に拡大されています。なお、バッハはコレッリ作品を研究することで、オルガン単独で演奏するトリオ・ソナタを作曲したほか、ヴァイオリンやフルートなどの旋律を奏でる楽器と鍵盤楽器による「二重奏のソナタ」という新たなジャンルを開拓することとなります。 トン・コープマン(オルガン)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33769929