“折り紙屋根”の「品川新駅」工事進む 駅前に都ホテルも

“折り紙屋根”の「品川新駅」工事進む 駅前に都ホテルも

 東京オリンピックの開幕直前となる2020年春、JR山手線としておよそ50年ぶりに新しい駅が誕生します。急ピッチで進む工事の状況が報道陣に初めて公開されました。 新しい駅の建設が進むのはJR田町駅と品川駅の間です。車両基地の再編によってできたおよそ13ヘクタールの広大なスペースを活用し、新駅の建設を含む再開発が進められています。 工事現場では列車が脇を行き交う中、大型のクレーンや重機を使った作業が行われています。工事の進捗(しんちょく)率は、およそ7割に達しているといいます。山手線と京浜東北線のホームも工事が進んでいて、あと1年半ほどでここを電車が走ることになります。駅舎の中央部は吹き抜け構造で、地上3階・地下1階建ての建物は、1階がホーム、2階がコンコースになる予定です。また、折り紙から発想を得たというトレードマークの白い屋根もほぼ完成しています。 駅舎を設計した建築家の隈研吾さんは「今までは駅は駅、街は街と、完全に違う2つ空間に分かれているものが多かったが、今回は街の活気がそのまま駅の中までつながっていく。街と駅が一体となってつくられる活気を感じてほしい」と述べ、新駅を通じた地域の活性化に期待を寄せています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33772382