隈研吾氏デザインのイギリスの美術館、今週オープン

隈研吾氏デザインのイギリスの美術館、今週オープン

 東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムをデザインした建築家の隈研吾さんがイギリスで初めて手掛ける建物となる美術館が、今週オープンします。 スコットランド・ダンディーに作られたヴィクトリア&アルバート美術館。評判を呼んでいるこの形について、設計した隈研吾さんは、スコットランドの海岸の崖から着想したと話しています。一方、館内は、隈さんらしく木が多用されています。 「美術館はこれからの時代は都市の居間になる。都市の居間というのは木みたいな軟らかい材料でできているという僕らの考えが反映しています」(建築家 隈研吾さん) 「ここも空き店舗がありますけれど、ここダンディーはかつて造船で栄えた街でした。でも今や失業率は常にスコットランドの平均よりも高くて、メインの通りでも空き店舗が目立ちます」(記者) 今、街は10億ポンドをかけてウォーターフロントを中心に生まれ変わろうとしていて、市民からはそのハイライトでもある美術館に期待する声が聞かれます。 「いいね、観光客がたくさん来るよ」 「お金もたくさん落ちるようになる」 「ダンディーは他の町から見下されてきたけど、これで誇りに思えるものができた」 市は、美術館のオープンで、初年度は50万人の観光客の増加を見込んでいます。(13日06:14)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33850199