TACO 自殺未遂ライブ(Live at 中野plan-B 1982.09.01)

TACO 自殺未遂ライブ(Live at 中野plan-B 1982.09.01)

1982年(昭和57年)9月1日、山崎春美が中野PLAN-Bのステージ上で「自殺未遂ギグ」と称して手首などを出刃包丁で切り、救急車で運ばれるショーを行う。この会場でのドクターストップ役は精神科医の香山リカが務めた。伴奏者はTACOの篠田昌已、細川周平、菅波ゆり子の3人で、血まみれになって痙攣する山崎に全く動じることなく、葬送曲のような重苦しいメロディを最後まで淡々と演奏しきったという。またショーではTACOのボーカリストであったロリータ順子(篠崎順子)が「ハッピーバースデートゥーユー」を歌いながらパイプ椅子やヒール靴で無抵抗の山崎に殴りかかる一幕もあり、ライブはさながら地獄絵図の様相を呈した。ちなみにギグで山崎が着用していた血染めのTシャツは『宝島』の応募企画で限定1名にプレゼントされている。なお1990年代になってギグの模様を収めた約1時間にも及ぶビデオテープが奇跡的に現存していることが判明したが、ソフト化は2018年現在一切実現していない。ただしマスターテープからダビングされたコピーがコレクターの間で密かに流通していたようで、個人所蔵のVHSテープが複数本現存しているのが確認されている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34020982