戦万が欲しいアナザービルドくん

万「帰ったぞぉ戦兎ォ！」戦「うお！帰ってくるなり抱きつくなバカ！」万「バカってなんだよ別に良いじゃねぇか！俺達『そういう仲』なんだからよ！」戦「はぁ〜お前、本当にこれでいいのか？」万「なにが？」戦「何がってお前…俺と、お前が、恋人同士って今の状況だよ」万「…いいんじゃねぇの？元記憶喪失のおっさんとエイリアンの子供なんてベストマッチじゃねぇか？」戦「ハァ…俺はともかく、お前は他の万丈がいない世界を探し出して、そこに行くなんて考えた事ないのか？」万「え？んなこと出来んの？」戦「今は無理だバカ！」万「あーまたバカって…今はってまるでいつかは出来るみたいな言い方じゃねぇか！？」 戦「まぁ今のこの世界もあるし、このよく分からないクローズが描かれた装置もあるしな」万「お前が言うと本当に出来そうだな」戦「だろ？」万「うーんでも俺、今のままでいいけどなぁ〜ここの俺も良い奴だし、香澄も幸せそうだ！」戦「その香澄さんと、ゼロからやり直せるかもしれないんだぞ？」万「……俺の愛した香澄は死んだ。」戦「……」万「例え別世界じゃなく、元の世界の過去に戻ってやり直せたとしても、俺は香澄の事を前みたいに愛してやる事は出来ねぇよ。」戦「万丈…すまな」万「それに！」戦「わっ！万丈！服を脱がすなやめろバカ！」万「戦兎、お前は俺がいなきゃダメだ！」戦「なっ！？」万「そして俺も、お前がいなきゃダメなんだよ！」戦「……最悪だ」万「最高の間違いだろ？」戦「ふっ、全くこれだからバカ万丈は…」万「戦兎はウジウジ考えすぎなんだよオラオラァ！」戦「お前は考えなさ過…おいせめてシャワー浴びろ！バカ！万丈！！おい！！」

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