イラン革命勝利40周年に寄せて

イラン革命勝利40周年に寄せて

今年はイラン革命勝利から40年そして11日は圧政的なパフラヴィー王朝政権が実質的に崩壊した記念すべき日です。イラン革命は78年1月にパフラヴィーによって国外追放を受けたのちフランス・パリに亡命していた反体制派の指導者で十二イマーム派の有力な法学者の一人であったルーホッラー・ホメイニーを中傷する記事を巡りイラン国内の十二イマーム派の聖地ゴムで暴動が発生。その暴動の犠牲者を弔う集会が、死者を40日ごとに弔うイスラム教の習慣と相まって雪だるま式に拡大し、国内各地で反政府デモと暴動が多発する事態となった。皇帝側は宗教勢力と事態の収拾を図ったが9月8日に軍がデモ隊に発砲して多数の死者を出した事件をきっかけにデモは激しさを増しついに公然と反皇帝・イスラム国家の樹立が叫ばれるようになった。11月、行き詰まった皇帝は、国軍参謀長のアズハーリーを首相に起用し軍人内閣を樹立させて事態の沈静化を図ったが、宗教勢力や反体制勢力の一層の反発を招くなど事態の悪化を止めることができず反皇帝政党である国民戦線のバフティヤールを首相に立てて、翌79年1月16日、国外に退去した。その後、バフティヤールはホメイニーと接触するなど各方面の妥協による事態の沈静化を図ったがホメイニーはじめ国民戦線内外の反体制側勢力の反発を受けた。2月1日ホメイニーの帰国により革命熱がさらに高まり2月11日バフティヤールは辞任、反体制勢力が政権を掌握するに至った。イランの名所旧跡と音楽→ mylist/61515778 中東関連ニュース→ mylist/63946039

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