【神道シリーズ】第48回・八百万の神⑤(七福神信仰)日本神1柱・中国神3柱・インド3神柱(インターナショナル神信仰)

【神道シリーズ】第48回・八百万の神⑤(七福神信仰)日本神1柱・中国神3柱・インド3神柱(インターナショナル神信仰)

七福神と言えば、日本各地で福の神としてめでたい時の出し物として祝われたり、お守りなどでも人気のアイテムとして定着してますが、実は、今の七福神のメンバーが揃うのは江戸時代に入ってからで、メンバーによって古くは聖徳太子の時代(毘沙門天)から、そして平安時代末頃からは恵比寿神、大黒天、弁才天、室町時代に入ると、密教神道や吉田神道による中世神道の解釈が加わり(例えば、恵比寿神は蛭子からとか、スクナビコナからとか、また密教的解釈も加わり<宇賀弁財天など>)、さらに江戸自体になると中国から道教の神の福禄寿や寿老人が加わり、さらには中国(南宋時代)で実在した布袋和尚が仏教の神として日本に伝わり今の七福神のメンバーの陣容が整ってきます。日本の神(恵比寿)、インドの神(大黒天・弁財天・毘沙門天)、中国の神(福禄寿・寿老人・布袋尊)と、実にインターナショナルな顔ぶれの七福神は日本の八百万の神の中でも大きな存在感を持ち続けています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34655025