うp主自身のための和声法 第3回「予備知識 その3:各音度をルートとする三和音」

うp主自身のための和声法 第3回「予備知識 その3:各音度をルートとする三和音」

前回、イオニア旋法から長旋法が発生したという「歴史的な流れ」などをかいつまんで説明した。今回は、いよいよ長旋法の各音階をルートとした標準的な三和音(長三和音、短三和音)を作ってみる。全音関係と半音関係の組み合わせによる長旋法が人為的な音階を形作っているがために、その音階の音のうちの「ある音」と、そのある音の「第3音」、そしてまた「第5音」を組み合わせた和音は、それぞれいろんな形になる(長旋法なのに、長三和音ばかりが形成されるわけではないのである)。そして、長短三和音は、シンプルなゆえに軽視されがちであるが、軽視してはならない理由を最後に実例によって感じてみる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34699251