気仙沼向洋高校・教室に流された車が当時のまま 震災遺構として公開

気仙沼向洋高校・教室に流された車が当時のまま 震災遺構として公開

 気仙沼向洋高校は高さ12メートルの津波に襲われて浸水しました。生徒や教師ら約230人は近くの高台などに避難して全員、無事でした。地上8メートルの3階には流されてきた車が当時のまま残されています。そして、最上階の4階にある戸棚は津波がどれほどの高さで襲ったのかを物語っています。津波の恐ろしさを後世に伝えるこの校舎で語り部をすることになった菊田俊勝さん(57)。妻と両親を亡くしました。避難場所を事前に話し合っていなかったことを今も後悔しています。 語り部・菊田俊勝さん:「自分たちの命を守ることが非常に重要。家族とほんの一時でも良いから(防災について)話し合って」 気仙沼市は校舎を震災遺構として保存し、3月10日から一般公開します。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34754926