「鍼灸治療の効果はプラセボ効果である」と仮定した場合の話

「鍼灸治療の効果はプラセボ効果である」と仮定した場合の話

腰痛に対して何もしなかった場合に比べると、鍼刺激をした場合の方が腰痛を緩和させる効果があることは分かっています。しかし、腰痛に対して、鍼刺激をしたフリをした場合も腰痛を緩和させる効果があり、鍼刺激をした場合と鍼刺激をしたフリをした場合を比べるとあまり差がない、ということがわかっています。鍼刺激の効果とプラセボ効果の区別がつけられない、というのが現在の鍼刺激に対するエビデンスレベルです。臨床現場では、プラセボ効果を排除するのではなく、患者を騙すことなく、臨床に積極的に利用していくことが重要なのだろうと考え、お話ししています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35018418