【ゆっくり解説】銀河英雄伝説解説 その130 「銀河帝国25-カストロプ動乱最終」

【ゆっくり解説】銀河英雄伝説解説 その130 「銀河帝国25-カストロプ動乱最終」

帝国暦487年/宇宙暦796年3月頃、15年に渡り帝国の財務尚書を務めていたカストロプ公オイゲンは、自家用宇宙船の事故により不慮の死を遂げる。オイゲンは職権を悪用して、多額の公金を着服していた。カストロプ公オイゲンを継ぐのはカストロプ公マクシミリアンであったが、不正に蓄財した財産を帝国に返還した上で、公爵の位を継ぐことになった。その手続のため帝国首都星オーディンへの召喚を帝国政府より命ぜられる。オーディンへ行けば生きて帰れないと言う不安と、財産の多くを没収される事への反感から、マクシミリアンは帝国に対して反乱を決断する。まずは惑星カストロプに財務調査に来た財務尚書の職員を野蛮な方法で追放した。これを機に二度に渡りミュッケンベルガー宇宙艦隊司令官麾下の討伐軍が派遣されるが敗北する。一度目はシュムーデ提督の艦隊が無造作に惑星カストロプに着陸して、待ち構えていたカストロプ軍に敗北してシュムーデ提督は戦死した。二度目の敗北については不明である。三度目にいたりローエングラム伯の元帥府に対して討伐を命ぜられる。ローエングラム伯はキルヒアイス少将に対して討伐の勅令が下るように工作していた。しかし二度の失敗の後にやっとローエングラム伯の元帥府に勅令が下ったのは、ローエングラム伯のこれ以上功績がつかないようにするという思惑があったからであろう。当初キルヒアイス少将が独立した艦隊で討伐に向う事を危ぶむ声もあった、ローエングラム伯は用兵の天才であるという認識が定着したが、キルヒアイス少将の真価を知るものはほとんどいなかった。キルヒアイス艦隊が進発する頃、マクシミリアンは隣の星系のマリーンドルフ領を攻めていた。これはマリーンドルフ領を攻めていた。これはマリーンドルフ領を併合して、帝国からは半ば独立した王国を建てる狙いがあったものと思われる。これを知ったキルヒアイス艦隊は惑星カストロプを攻略することはせず、進路を変えて小惑星帯に身を隠してカストロプ艦隊の通過を待つ。カストロプ艦隊が本星に近づいた頃、キルヒアイス艦隊は小惑星帯を脱してカストロプ艦隊の背後の位置を取るのであった。第001話 sm33175734 第131話 sm35268081 第129話 sm35184623 マイリスト mylist/12818453 コミュニティ co3805222

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