海外に流出した外国人投資金過去最大…「製造業の脱韓国」懸念

海外に流出した外国人投資金過去最大…「製造業の脱韓国」懸念

今年、第一1四半期の国内から海外に流出した投資金が史上最大値を記録しました。業種別では製造業が最も高く、強まる政府の規制に、製造業者が海外に目を向けたからです。製造業の韓国脱出が加速するのではないかと懸念されます。 ソン・ビョンチョル記者がお伝えします。(記者)今年、第1四半期、国内企業が海外に投資した海外直接投資額は141億1000万ドル、韓国のお金で16兆7000億ウォンに達します。統計が作成された1980年以降、38年ぶりに最も多い金額ですが、昨年の同期間よりおよそ44.9%増えました。 チャン・ドファン|企画財政部国際経済課長「2018年度第1四半期が四半期別の平均値より大幅に減少して、基底効果が大きく作用しました」 産業別に見ると、製造業が全体投資金の41%を占め、最も多く、金融保険業が33.7%、不動産業が11.4%で続きました。特に製造業の海外投資額が57億9000万ドル、韓国ウォンで6兆8000万ウォンもなりました。 政府の各種規制政策と米中貿易戦争による輸出環境の悪化などで、生産施設を海外に移す企業が増えたためです。一方、国内に入ってくる外国人の直接投資は激減しました。 外国人の今年第1四半期の国内投資は、1年前より15.9%減った26億2000万ドルにとどまりました。ソン・テユン延世大学経済学部教授「景気環境と企業環境が悪化し、韓国企業の海外移転が加速していると考えられます」専門家らは、海外投資の増加が資本流出と国内雇用減少などにつながり、韓国経済の悪循環を招きかねないと懸念しています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35268515