アルキメデスの原理を潜水艦で実験する

アルキメデスの原理を潜水艦で実験する

前回のブログよりもう少し直接的に解説してみます。ウィキペディアよりなお、物体が軽い(水よりも、平均密度が小さい)場合、物体の重量と押しのけられた水の重量が同じになった位置で物体は沈むのを止める(浮く)。 (ここまで)原理なので水以外の流体でも同じ現象が起こります。ラジコン潜水艦は淡水で遊びますから、水1㏄=1gでやります。20㏄のバラストタンクを装備した重量100gで体積120㏄の潜水艦で考えます。フルバラストにすると、120gで120㏄になります。水に入れると浮きも沈みもしない状態です。なぜなら、120gの潜水艦が押しのける水の重さは120gなので、水は120g=120㏄ですからすっぽり水と入れ替わった状態なのです。バラストタンクをブローすると、潜水艦は重量が100gに変化しますが、体積は120㏄で変わりません。100gの潜水艦は100gの水を押しのけます。水100g=100㏄ですから、潜水艦は100㏄だけ水中に没して浮かんでいる状態です。潜水艦の体積は120㏄なので残りの20㏄分が水面上に出てくるわけです。水上の部分の重量とは無関係です。効率よく喫水を下げるには、上部構造物を薄っぺらなガワだけにして、内部は水と空気がしっかり入れ替わるようにすれば良いとなります。追加解説 https://watxairxwater.blog.fc2.com/blog-entry-785.html フリーBGM素材「Smoothy House」by ISAo.

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35353547