再び歩けるように 高齢ヤギに手作りの車いす

再び歩けるように 高齢ヤギに手作りの車いす

2019年8月6日 14時51分北海道帯広市の動物園では、足が不自由になったヤギが職員手作りの車いすを使って再び歩けるようになり、人気を集めています。おびひろ動物園で飼育されている高齢のヤギ「ユズ」(9)は去年11月に突然、左の前足が動かなくなり、歩くことができなくなりました。動物園では屋外で展示するのを中止し、「ユズ」は飼育小屋で座ったまま1日を過ごさざるをえなくなりました。このため、担当の飼育員らが人間用の車いすを改造し、「ユズ」専用の車いすを用意しました。はじめは戸惑った様子だったという「ユズ」も車いすを使うことで少しずつ歩けるようになり、園を訪れた人とも再びふれあうことができるようになりました。動物園を訪れた女性は「頑張っていますね。これからも長生きしてほしいです」と話していました。飼育担当の村津颯さんは「自分で行きたい方向に行けるようになったのでユズも明るくなったと思います。一緒に頑張っていきたいです」と話していました。おびひろ動物園では、土日を中心に「ユズ」とふれあうことができるということです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35500226