野口英世アフリカ賞 2人の博士が受賞

野口英世アフリカ賞 2人の博士が受賞

2019年8月31日 4時39分アフリカの医療の発展に貢献した医師や研究者に贈られる「野口英世アフリカ賞」の授賞式が30日夜、天皇皇后両陛下も出席されて行われ、コンゴ民主共和国とウガンダ出身の2人の研究者が受賞しました。「野口英世アフリカ賞」は、黄熱病の研究のため、アフリカのガーナに赴き、1928年に亡くなった野口英世博士にちなんで、3年に1回、アフリカの医療の発展に貢献した医師や研究者などに贈られる賞です。30日夜、安倍総理大臣主催の授賞式が東京都内で開かれ、天皇皇后両陛下をはじめ、TICAD=アフリカ開発会議に出席したアフリカ各国の首脳ら、およそ150人が参加しました。受賞したのは、エボラ出血熱の研究者でコンゴ民主共和国のジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士と、途上国での医師などの育成や医療制度の整備に取り組んだウガンダのフランシス・ジャーバス・オマスワ博士の2人で、安倍総理大臣から賞状と盾、賞金1億円の目録がそれぞれ贈られました。安倍総理大臣は「両博士は果敢なフロンティア精神と人類愛を体現しています。野口英世博士の精神が世界に広がり、国際社会の資金や人材が、アフリカの医学研究や保健に注がれることを願ってやみません」と功績をたたえました。このあとの晩さん会では、天皇陛下が「両博士の献身的なご研究とご活動に深く敬意を評します」などと、乾杯のあいさつを述べられました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35615952