最高位プリンシパル就任 菅井円加さん 初舞台前に抱負

最高位プリンシパル就任 菅井円加さん 初舞台前に抱負

2019年9月7日 10時27分ドイツの名門バレエ団に所属している菅井円加(すがい・まどか)さんが、最高位のプリンシパルに就任して初めてとなる舞台を前にリハーサルを公開し、「プレッシャーもあるが、役になりきって気持ちよく踊りたい」と抱負を語りました。菅井円加さん(25)は、神奈川県出身で、2012年に世界の若手バレエダンサーの登竜門として知られる「ローザンヌ国際バレエコンクール」で優勝して一躍注目を集めました。2014年からは、ドイツの名門ハンブルク・バレエ団に所属し、ことし6月、日本人として初めて最高位のプリンシパルに選ばれました。菅井さんは、プリンシパルとなって初めての舞台が始まるのを前に、6日、リハーサルの一部を公開しました。菅井さんが出演するのは、シェークスピアの「真夏の夜の夢」で、リハーサルでは、軽やかなステップや、一つ一つのしぐさに情感を込めた演技を披露しました。NHKの取材に対し、菅井さんは、「プレッシャーは少しあるが今までどおりやっていきたい。とにかく役になりきって気持ちよく踊りたい」と抱負を語っていました。また、バレエ団で芸術監督を務める世界的な振り付け師、ジョン・ノイマイヤー氏は、菅井さんについて、「新しいことに一つ一つ丁寧に向き合い、音楽に合わせて、感情を動きとして表現する才能にあふれている」と評価し活躍に期待を示しました。菅井さんの公演は、今月8日から始まる予定です。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35648814