【10月6日】アフリカ・ケニアに暮らすサンブル(Samburu)人戦士のレサイトンさんにとって、キリンはこれまで単なる狩猟の対象でしかなかった──。サンブルの人々が暮らすケニアの平原では、優雅な大型動物であるキリンはそれほどありふれた存在だったのだ。 グループの長老のレサイトンさんは杖(つえ)にもたれ、広大なライキピア(Laikipia)高原をじっと見つめながら「ライオンと違って、キリンを殺すことに格別の誇りはなかった…(だが)キリン1頭で村全体の1週間以上分の食料にはなった」とAFPに語った。