NHKのオリンピック放送を彩ってきたテーマソングとは、いつ頃から定着していったのか。ここでは歴代のオリンピックテーマソングを振り返ってみる。始まりは1988年!NHKでオリンピック放送のテーマソングが決められるようになったのは、1988(昭和63)年に開催されたソウルオリンピックから。歌ったのはヘビィ・メタル・ロックの女王と呼ばれ、圧倒的な人気を誇った浜田麻里だった。競技の中継だけでなく、オリンピックに関連する全ての番組で流れたのは、浜田自身が作詞を手がけたロック調の曲「ハート・アンド・ソウル」。番組のエンディングなどではバラード調の「マイ・ティアーズ」が流れることもあった。競泳男子100m背泳ぎで鈴木大地が金メダルを獲得した瞬間や、陸上競技男子100mで注目されたカール・ルイスとベン・ジョンソンのライバル対決など、印象的なシーンとともに彼女の歌声を思い出す人も多いのではないだろうか?