第三回シンゴと世紀末Part,2

第三回シンゴと世紀末Part,2

【こちらをお読みになってから動画をご覧ください】「第3回シンゴと世紀末Part2」のお便りで「性悪説」の解釈について、少々偏りのある表現を使ってしまいました。 今回の動画で私は「性悪説は人間が悪であるから、という考え方は間違っており、『人間が弱い存在である』という考え方正しいのだ。」 と解説していますが、これは少し偏った表現です。 以下ブリタニカ百科事典による記述です。 『荀子は人間の本性は本質的に悪であるとしたわけではない。彼は,人間は環境や欲望によって悪に走りやすい傾向があることを指摘しようとした。したがって,礼や教育次第で,人間は善に矯正できる,と説いている。荀子が主張しようとしたのはいかなる悪も努力次第では直るということであって,あらゆることにおいて,「人間の努力の継続こそが大切である」とする彼の基本理論がそこに現れている。』他の辞書(明鏡、広辞苑)の解釈も一通り目を通しましたが、「人間の本性は元々悪である」という表現と「人間が弱い存在である」という表現は、見方によっては類義関係にあるとも考えられます。 「人間の本性が悪である」という表現を完全な間違いとしたような言い回しがあったことで、誤解を招く可能性を感じたため、この場を借りて謝罪致します。申し訳ございませんでした。 ◎荀子の「性悪説」を読み解くポイント 「人の本性は悪(弱い存在)であるから、他人を疑ってかかるべきだ」ということではなく、 「人は生まれながらにして精神が弱い存在であり、欲望的存在である。だから努力を積んで、善行して先天的な弱さを克服しよう」 という所に論点があります。 最後まで目を通して下さりありがとうございました。―――――投稿が遅れてしまった上に不備のある動画で申し訳ございません。今後も温かく見守って頂けたら幸いです。*「シンゴと世紀末」マイリスト: mylist/66375193 *歌ってみたマイリスト: mylist/66375201 素材提供:いらすとや様、魔王魂様、MusMus様、音楽ラボ様

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35870904