A.K.Glazunov [ Prelude & Fugue ] Op.posth. (1926)

A.K.Glazunov [ Prelude & Fugue ] Op.posth. (1926)

グラズノフは「前奏曲とフーガ」を幾らか残しています(Op.35-1、62、93、98、101、110)が、何故か作品番号が与えられなかった今作が最も白眉となっています(グラズノフは全作品中にフゲッタは多いが、弦楽四重奏五番一楽章やピアノソナタ二番終楽章に特筆すべきフガートあり) 本作は、タネーエフの作品29と並んでロシアロマン派ピアノ作品のフーガとして極みに達している楽曲かと思います  グラズノフの代表作でもある四季を思わせる冒頭の非確保な和音進行の謎は、フーガのコーダでその理由が明かされます(ちなみにOp.98に構造が似ていることを指摘せねばなりません)  出版譜流通も少なく、録音が数種類しかありませんで、いつか私もやらなければと温めていました(Op.62や101に比べ極端に演奏機会もない曲だと思います) グラズノフは後にオルガン版へも編曲していますが、ピアノ版での演奏です 調律はレーマン(G)の440Hzです   mylist/24963463   mylist/49937921   ■追記:広告ありがとうございます!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35887153