ヴィラ=ロボス バレエ音楽「ウイラプルー」ストコフスキー&NYS

ヴィラ=ロボス バレエ音楽「ウイラプルー」ストコフスキー&NYS

ブラジル風バッハなどで有名なヴィラ=ロボス作曲のバレエ音楽「ウイラプルー」(Uirapurú)です。ウイラプルーとは、まるで歌う様にさえずる小鳥のことで、美しいさえずりは聴こえるが滅多に姿が見られないので幸運の鳥と言われています。このウイラプルーには、悲恋の少女が変身したという伝説があり、ヴィラ=ロボスは、この伝説を元に作曲したという事です。ストラヴィンスキーの影響を感じさせる作品ですが、初版作曲をした1917年当時、ヴィラ=ロボスは、ストラヴィンスキーの音楽を知らなかったらしい。(ただし、最終改訂が1935年であるため、まったく影響がなかったかは不明)実際の演奏時間は20分ほどですが、ストコフスキーは繰り返しの部分をカットしているので演奏時間14分ほどです。繰り返しカットはストコフスキーの演奏では「お約束」のようなものですが、録音当時(1958年)はヴィラ=ロボスは存命(1959年死去)であったため、作曲家の了解があったかもしれません。元々、演奏時間15分の交響詩として作曲されたという経緯があるので、このカットは交響詩の原点に戻したとも考えられます。"Violinophone"というヴァイオリンの本体にラッパをつけたような特殊楽器が使われています(#12:09 から)参考:ウィキペディア"Stroh violin"→ https://en.wikipedia.org/wiki/Stroh_violin 引用したYoutube:O canto do Uirapuru Verdadeiro (Cyphorhinus aradus)→ https://youtu.be/i0ZJu6XWwdQ 注:ニューヨーク・スタジアム交響楽団とはニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団のレコーディング用変名と言われています。追記:がった さん、4612 さん 広告ありがとうございます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36057669