「クイーン」のブライアン・メイさん 京都の天文台を訪問

「クイーン」のブライアン・メイさん 京都の天文台を訪問

2020年1月28日 4時52分イギリスのロックバンド「クイーン」のギタリストで、天文学者でもあるブライアン・メイさんが京都市にある昭和初期から続く天文台を訪れ、「子どもたちの憧れとしてこれからも天文台が残り続けてほしい」というメッセージを伝えました。コンサートのため来日しているブライアン・メイさんは27日夕方、京都市山科区にある京都大学の花山天文台を訪れました。花山天文台は昭和4年に設置され、一般向けの天体観測会を行い市民に親しまれてきましたが、大学が別の新たな天文台を設置したのをきっかけに運営費のほとんどが削られ、現在は民間企業の寄付金などで事業を続けています。去年、メイさんと親交のある元天文台長が天文台への支援を呼びかけたところ、今回の訪問が実現したということです。天体物理学の博士号を持つメイさんは、元台長の説明を受けながら、明治43年に購入され、現役としては日本で最も古い「ザートリウス望遠鏡」などを見学したということです。また、別の望遠鏡の土台にサインをして、天文台がこれからも残り続けるように、「Forever」とメッセージを記していました。メイさんは「非常に歴史ある天文台で、すばらしい。子どもたちの憧れとして残り続けるよう支援が広がってほしい」と話していました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36286570