バッハ:「おお、汝正しくして善なる神よ」によるパルティータ BWV767

バッハ:「おお、汝正しくして善なる神よ」によるパルティータ BWV767

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=l1e0Oy00h2M )。バッハが1700~1703年頃に作曲されたと考えられている「おお、汝正しくして善なる神よ」によるパルティータ BWV767は、その名の通りコラール(讃美歌)「おお、汝正しくして善なる神よ」を主題とする変奏曲となっています。「パルティータ」といえば、ヴァイオリンや鍵盤楽器のためにバッハが多数作曲した「組曲」の形式を連想しますが、それより前の17世紀においては「変奏曲」の意味で使われていました。バッハがオルガン曲に「パルティータ」の名をつける場合、その多くは「変奏曲」の意味で使われており、本作もまた同様の「コラール・パルティータ」といえます。本作はバッハが10代後半に作曲した習作と言うべきものですが、その内容は後の円熟味を加えたバッハのオルガン曲を連想される響きが聴かれ、「未熟な若書き」と判定するのは惜しいように思います。カール・リヒター(オルガン)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36323366