日本人が指導 ミャンマー国立交響楽団がコンサート

日本人が指導 ミャンマー国立交響楽団がコンサート

2020年2月21日 5時38分国の民主化に伴って活動を再開したあと、日本人が指導を続けているミャンマーの国立交響楽団がこれまで磨いた演奏技術を披露するコンサートを20日夜、最大都市のヤンゴンで開き、クラシックだけでなく地元の音楽も演奏して観客を楽しませました。ミャンマーの国立交響楽団は軍事政権時代に一時休止状態に陥っていましたが、民主化の進展にともなって活動を再開し、7年前からは日本人指揮者の山本祐ノ介さんが指導を続けています。20日夜のコンサートではドボルザーク作曲の「新世界より」など有名なクラシック音楽を次々と披露しました。さらに終盤、ミャンマーの人たちに長く親しまれている曲の演奏が始まると観客席からは手拍子が沸き起こりスマートフォンで動画に収める人の姿も多く見られました。観客の女子大学生は「鳥肌が立ちました。オーケストラのコンサートは初めてでした。興奮したし、興味深かったです」と話していました。山本さんは今後の活動について「いちばん大きな夢は日本で公演すること。またミャンマーでは地方都市でもコンサートを開いてミャンマーの人たちに自分の国にはこんなにすばらしいものがあるということを感じてもらいたい」と話していました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36397228